新機能のご紹介
Krakenの最新アップデート・機能・ツールをまとめてご紹介
Krakenは10分ごとに新しいソフトウェアリリースを行っており、その進化の速さに追いつくのも一苦労です。
そこで、ここ数か月の中から特に注目すべきアップデートをまとめました。
2025年11月アップデート:
業務を加速し、成果を最大化する新機能
複雑な法人顧客もスムーズに管理
「Kraken Customer」が商業・産業向け(C&I)顧客管理にも対応しました。複数拠点や複雑な契約条件を持つ大口顧客でも、全体像をひと目で把握し、これまで通りの工数でオペレーションを大幅にスピードアップできます。
数分で新しいサービスを展開
複雑なコードは不要。Krakenは、柔軟な設定機能と強力なツール群によって、業務プロセスの自動化や顧客体験の設計、新しいプログラムの構築を数クリックで実現します。
チームを強化する「Agent Assist」
ユーティリティ事業に特化したAIが、カスタマーサポート業務を自動化・効率化。担当者の生産性を最大30%向上させ、お客さま対応の質を高めます。より早く、より正確に、より満足度の高いサポートを実現します。
需要調整プログラムを拡大
Vehicle-to-Grid(V2G) やスマートサーモスタットを活用し、新たな需要調整の機会を創出。家庭内の機器ごとのエネルギー利用状況を可視化し、より最適でおトクな料金プランをお客さまに提案できます。
複雑な法人顧客もスムーズに管理
Kraken Customer が、これまでの家庭・中小事業者向けに加え、C&I (商業・産業) 顧客にも対応。複雑な料金設定、契約条件、請求処理をすべて一元管理できます。
複数拠点を持つ企業でも、正確な顧客情報と安定したパフォーマンスを維持しながら、チームの業務効率を大幅に向上。
10拠点でも1万拠点でも、C&I顧客のライフサイクルを途切れることなく把握できます。
業務プロセスをスピードアップ
1分以内で料金プランを変更
わずか10分で契約を更新
ワンクリックで価格表をアップデート
チームを事務作業から解放
C&Iポートフォリオの管理が、これまでよりもほんのわずかな手間で完了
KrakenのC&I顧客チームからは「驚くほどの時短効果」との声も
数分で新しいサービスを展開
シンプルな設定と柔軟なオープンツールで、Krakenのバックエンドを自在に調整。わずか数クリックで、新しい業務プロセスやサービス、プログラムを構築できます。
ドラッグ&ドロップで新しいフローを構築
Flows は、ユーティリティ事業のあらゆるプロセスを可視化し、実行状況を確認しながら最適化できる自動化ツールです。専門的な知識やリソースがなくても、直感的に業務フローを設計・改善できます。
現在、Early Access Program(早期アクセス版) として提供中。今後の機能拡張にもご期待ください。

コーディング不要で設定をカスタマイズ
Krakenは、開発者に依存せず自律的に運用できるよう進化を続けています。ノーコードで設定可能な機能を拡充し、プロセスやプログラムの作成・変更を平均85%高速化。これにより、開発工数を大幅に削減し、チームの俊敏性を高めます。
新たに追加されたセルフ設定機能例:
請求書発行の一時停止条件を設定し、正確な請求を維持
債権回収プロセスの構築・テスト・リリースを1日で完了
ユーザー同意(コンセント)の管理
新しいアカウント権限ロールの作成

顧客エンゲージメントを強化
顧客の行動をトリガーに、最適なメッセージを最適なタイミングで自動送信。自在に設定を組み合わせることで、よりきめ細やかなコミュニケーションを実現します。
顧客の行動や属性に合わせて、送信内容やタイミングを自動で最適化
SMS・メール・郵送・プッシュ通知など、複数チャネルでメッセージを一元管理
Kraken上にテンプレートを保存し、新しいメッセージを迅速かつ一貫性をもって作成
顧客タイプやシナリオに応じて、メッセージをデザイン・プレビュー・テスト可能

ロイヤリティプログラムを自在に運用
プラグインや外部ソフト、追加費用は不要。
Krakenのロイヤリティ管理システムなら、自社で柔軟に顧客ロイヤリティプログラムを構築・運用できます。
登録条件、ポイント付与・利用ルールなどを自由に設定し、独自のリワード設計を構築
ロイヤリティポイント残高を直接確認・調整
ポイント管理を自動化し、人的ミスを防止
GraphQL APIを使って、外部のリワードパートナーとも連携可能

リードを顧客へ。営業プロセスを一元管理
わずか数分で営業ファネルを構築。リードの割り当てを自動化し、最初の接点から契約完了までの進捗を一目で把握できます。
フォーム、API、リスト、スプレッドシートなどからリード情報を取得・検証
営業ファネルの各ステージを自由に設定・管理
公平なリード配分ルールを自動で適用
初回の商談機会からアカウント作成・管理まで、リードを一貫して追跡

チームを強化する「Agent Assist」
Agent Assist は、ユーティリティ事業のカスタマー対応チームのために設計された強力なツール群です。課題解決をより速く、そしてより丁寧に。担当者の生産性を最大30%向上させ、顧客満足度も10%改善します。
よくある問い合わせに対して、自動生成される応答案で対応を効率化:繰り返し作業を削減し、サービス品質のばらつきを軽減。
「カスタマー・インテント・ダッシュボード」で、問い合わせ内容の傾向を把握:よくある要望や課題を可視化
社内チャットサポートにより、担当者が即座に相談・ナレッジ共有
顧客ごとのやり取り履歴を一元管理:どの担当者でもスムーズに問題解決でき、たらい回しを防止
Agent Assist はアドオン機能として利用可能です。
需要調整プログラムを拡大
家庭での低炭素テクノロジーの活用は、エネルギー転換を進めるうえで欠かせない要素です。Krakenはその実現を支えるため、ユーティリティ事業者がお客さまに新たな省エネ・節約の機会を提供できるよう、バックエンドで革新を続けています。
EVユーザーに驚きを。V2G機能で新しい価値を
Krakenは、英国初の全国規模 Vehicle-to-Grid(V2G) プログラムを実現しました。
お客さまが電力価格の安い時間帯に充電し、高い時間帯に電力をグリッドへ戻すことを可能にします
標準的な変動料金と比べて最大 £620 (約125,000円)の節約を実現します

MHHS(30分値精算制度)で柔軟な電力運用を実現
英国では、全国規模で30分単位のスマートメーターデータを活用して需給を精算する「Market-wide Half Hourly Settlement(MHHS)」が導入されつつあります。Krakenはこの制度の基盤を支える技術として、E.ON Next や Octopus Energy など主要エネルギー事業者をサポート。
この仕組みにより、料金設定や精算のスピードが飛躍的に向上し、時間帯別・動的な料金プランを柔軟に設計できるようになります。結果として、需要調整(Flexibility)の価値を最大限に引き出す市場環境が実現します。
機器ごとに正確な請求を実現
EVなどの個別機器ごとに電力量を計測するサブメータリング請求に対応(今後はヒートポンプにも拡大予定です)。これにより、需要調整(Flexibility)プログラムの新たな可能性が広がります。
顧客のEV使用分だけを正確に特定し、その分を個別に請求(従来のように「時間帯」単位でまとめて課金する必要がありません)
低炭素テクノロジーの利用を促進し、専用料金プラン(特定用途向けタリフ)を通じて事業収益と顧客メリットの双方を向上
スマートサーモスタットを最適化プログラムに追加
スマートサーモスタットと直接連携し、ピーク需要時の消費を自動的に抑制。住民とユーティリティ事業者の双方にとって、無理のない省エネを実現します。
現在、Southern California Edison および Octopus Energy と連携したパイロットプログラムを展開中です。
新機能を実際にご覧ください
30分間のプロダクトデモをお申し込みいただくと、Krakenの新機能を実際の画面でご確認いただけます。